カルデラ湖2006/03/26 07:27

美幌峠:眼下に広がる屈斜路湖、数万年前は火山であった中
     島を望む。筋のように入っている裂け目は「御神渡り」
     の跡かなと想像が膨らんだ。

~砂湯~硫黄山:春であれば、エゾイソツツジのお花畑という
     ところですが、まだ雪の下で時を待っている。

~摩周湖:こちらも未だ氷結していました。第3展望台へは除
     雪が行なわれておらず、行けません。

~阿寒湖:湖上にワカサギ釣りのテントが数張出ていましたが、
     もちろん人影はありません。

今回の旅は道中~東部を互いに雁行する二列の火山群が創り
だしたカルデラ湖を巡りました。翌朝、ホテルで見たニュースは、
雌阿寒岳の小噴火を報じた。それを聞いて、火山の尻尾にあた
る知床へ向かった。

例年であれば、道東冬期観光シーズンの名残を惜しむ時期で
あったが、今年は流氷が3月上旬に岸を離れて消えてしまった
ので、観光客はまばらに訪れるだけであった。今年の流氷観光
は昨年実績の五割ダウンで約8万に留まるようだ。
たまに出合った観光バスのお客さんは、台湾からと思しき風で
あった。

知床自然センターでスノーシュウーを借りて、フレペの滝まで雪
中行軍、氷ばくの最後の姿を確かめた。もう少し気温が上がれ
ばエメラルド色の氷から、糸が滴り落ちそうな微妙なしまり具合
だ。

斜里町の知床博物館が、平成2年に「流氷」展を催した時、温暖
化の影響にふれて次のように書いた。

  21世紀には、オホーツク海沿岸に流氷が接岸したのが昔話に
  なる可能性が多分にあります。

今年の光景は近未来シュミレーションだったのであろうか。

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