「少量頻回訓練」 ― 2017/01/13 19:37
from 『回生を生きる』鶴見和子、上田敏、大川弥生著
>少量頻回訓練はコロンブスの卵
歩行 ⇒ 1回5分
1時間毎に繰り返し、1日に7-8回行う
~廃用と過用の間のバランスを取るということ
廃用症候群の研究を通じて、従来のリハビリテーション・プログラ
ムでは、これを防げていなかったことが判明した。もう一つは過用
の症候が非常に出やすいターミナル・ケアの場の患者さんについ
てこれらのジレンマをどのように解くのかについてプログラムを工
夫した。
過用というのは密度の問題ですから、疲れたら休むというのではな
く、疲れる前に休むことにした。そこで、過用にならない内に休んで、
そして疲れもとれてまた再開してもすぐ過用が起こる危険性はない
という時間をとる。
~歩けるようになると、・・・生活が自立すること自体が、少量頻回の
運動になる・・・
>「回生の花道」
1995年12月24日は私(注、鶴見和子)の命日だと、私はずっと思
い続けていた。脳内出血で倒れ・・・リハビリテーション専門の病
院で数ヶ月訓練を受けたが、歩くことはできなかった。退院して
車椅子の生活をしていた。
その後、1997年1月に、会田記念病院に入院し、上田・大川両先
生の指導される目標指向的、積極的リハビリテーション・プログ
ラムによって、全く新しい人生が開けた。
歩くことによって、私は人間として生きている自覚を持ち、新しい
宇宙が開けて行くような高揚を日々感じることができるように
なったのである。
>なぜ歩けなかったのか?どうして歩けるようになったのか!
~私が決然として「歩けません」と言ったら、「歩いてごらんなさ
い、私たちが見ていますから。その上で考えましょう」と。
新しい世界が、あの時にパッと開けたのよ。
なぜ私が歩けなかったかというと・・・「あなたは外を歩くことは
できません」と言われて・・・そうします、とっても怖いんです、
もういつひっくり返るかわからない、実際に病室で一度ヘたり
こんだことがある・・・
それが何故かという原因が自分に全然わからなかった。教え
ていただくこともなかった。会田病院に来て初めて「内反」とい
う言葉を知ったんです。
今までの病院では、何故歩けないのかという理由をはっきり教
えていただけなかった。・・・いろんなところで、「どうして私は歩
けないんでしょうか」と質問していました。そうすると、「これはこ
の病気特有の後遺症です」と。この病気特有なら、この病気に
なった以上は、どうしようもない・・・と。
>少量頻回訓練はコロンブスの卵
歩行 ⇒ 1回5分
1時間毎に繰り返し、1日に7-8回行う
~廃用と過用の間のバランスを取るということ
廃用症候群の研究を通じて、従来のリハビリテーション・プログラ
ムでは、これを防げていなかったことが判明した。もう一つは過用
の症候が非常に出やすいターミナル・ケアの場の患者さんについ
てこれらのジレンマをどのように解くのかについてプログラムを工
夫した。
過用というのは密度の問題ですから、疲れたら休むというのではな
く、疲れる前に休むことにした。そこで、過用にならない内に休んで、
そして疲れもとれてまた再開してもすぐ過用が起こる危険性はない
という時間をとる。
~歩けるようになると、・・・生活が自立すること自体が、少量頻回の
運動になる・・・
>「回生の花道」
1995年12月24日は私(注、鶴見和子)の命日だと、私はずっと思
い続けていた。脳内出血で倒れ・・・リハビリテーション専門の病
院で数ヶ月訓練を受けたが、歩くことはできなかった。退院して
車椅子の生活をしていた。
その後、1997年1月に、会田記念病院に入院し、上田・大川両先
生の指導される目標指向的、積極的リハビリテーション・プログ
ラムによって、全く新しい人生が開けた。
歩くことによって、私は人間として生きている自覚を持ち、新しい
宇宙が開けて行くような高揚を日々感じることができるように
なったのである。
>なぜ歩けなかったのか?どうして歩けるようになったのか!
~私が決然として「歩けません」と言ったら、「歩いてごらんなさ
い、私たちが見ていますから。その上で考えましょう」と。
新しい世界が、あの時にパッと開けたのよ。
なぜ私が歩けなかったかというと・・・「あなたは外を歩くことは
できません」と言われて・・・そうします、とっても怖いんです、
もういつひっくり返るかわからない、実際に病室で一度ヘたり
こんだことがある・・・
それが何故かという原因が自分に全然わからなかった。教え
ていただくこともなかった。会田病院に来て初めて「内反」とい
う言葉を知ったんです。
今までの病院では、何故歩けないのかという理由をはっきり教
えていただけなかった。・・・いろんなところで、「どうして私は歩
けないんでしょうか」と質問していました。そうすると、「これはこ
の病気特有の後遺症です」と。この病気特有なら、この病気に
なった以上は、どうしようもない・・・と。
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