百寿者の食習慣2017/06/15 08:39

from 辨野義己『100歳まで元気な人は何を食べているか?』

大腸が「全身の健康の源」・・・大腸の中に如何に「長寿菌」を
増やすのか?

長寿菌を増やす食事の鍵を握るのは、野菜・海藻を中心とした
食物繊維たっぷりの食材
大腸は、唯一、食習慣によって自己コントロールできる臓器

長寿菌=大便菌(フェイカリバクテリウム;主役)
      +ラクノスピラ+ビフィズス菌
→→ (酪酸産生菌+食物繊維) 

→→ 酪酸:免疫向上、腸管機能向上、癌細胞抑制、etc.

腸からつくる健康の主役は食物繊維であり、サブは発酵食品
・・・発酵食品によって送り込まれた菌は、腸内の正社員がうま
く働けるように手伝い、仕事が済んだら大便に含まれて出て行っ
てしまう・・・重要なのはキチンと便をつくり、出すということ・・・
そこで欠かせないのが食物繊維・・・必要な摂取量は、1日当
たり、男は20g,女は18gで、実態的には12-14gというところ
でしょう。

食物繊維には、第一に便の材料となり、腸内の不要物を絡め
取り、腸管を刺激して便通を促すという重大な役割がある。
・・・いつまでも腸内に居座っていては腸内細菌バランスが崩
れてしまう。

長寿菌の量が多い人ほど太らないのは?

酪酸 →→ 腸内弱酸化 →→ 腸管運動活発
 
→→ 便通
→→ 腸内環境改善

酪酸は短鎖脂肪酸の一種で、余ったエネルギーが脂肪に蓄積
することを防ぐ(脂肪酸受容体活性化→交感神経刺激→エネ
ルギー消費アップ:エネルギー恒常性)

腸の老化=血管の老化!

門脈(腸と全身の血管を繋げている)を通じて、全身を巡る血管
に乗り、動脈硬化や血栓の発生に関わる腸内細菌(コリンゼラ)
が存在する。これは粥状動脈硬化を促進する細菌で、血管壁へ
のコレステロール沈着を促進する。

※ 降圧剤服用は対症療法であって、元の柔らかい血管に戻す
   わけではない

食物繊維+発酵食品の食べ合わせ!

バナナ+ヨーグルト
大和芋+納豆          (前立腺癌予防)
ブロッコリー+チーズ      (抗酸化作用)
アーモンド+ヨーグルト+蜂蜜 (血管老化防止)
キウィフルーツ+ヨーグルト

野菜は「生」より「蒸す、煮る、炒める」
薩摩芋は理想食
オメガ3脂肪酸
糖質は適度に摂取

腸脳相関!

大腸を健康の発信源とするには、食物繊維が最も重要

自分の腸に合った「菌」を探すには、一定期間食べ続けて、
お通じが改善されなかったら別菌種のヨーグルトを試すよう
に・・・一方、大便菌は食物繊維を摂るほどふえるので、食べ
れば食べるほど、増やすことができる。

鹿児島県奄美大島(百寿者比率全国1位)
> 豆腐と海藻の味噌汁、たっぷりの野菜、薩摩芋、
   小豆入りお粥、もずく、「ミキ」(特有の発酵食品)
群馬県南牧村(寝たきりにならない村)
> 近隣の上野村は幹線道路が開通して、短命化進行
山梨県上野原町棡原

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