自己コントロールへの道 #12017/01/07 12:59

自分に必要な生活法をつかみとれ

  from 沖正弘『ヨガ叢書』より抜粋

1)すべての異常は神経と体液の不自然の現れ

病名別に違った治し方が必要なのではないか・・・この考え方は
誤りです。たとえ病名は違っていようとも、結論的に見ると全部、
神経と体液の不自然状態であるからです。そうしてこの不自然
条件が、その人の「一番疲労の抜けない場所に現れているので
あります。
そうでありますから生活是正の刺激によって、神経の働きのアン
バランスを是正し、体液の内容の異常を正常化して体の働きを
自然化すれば一様に治ってしまうわけです。・・・

2)自然の状態で行う

バランスのとり方を意識的に自由にやれる能力のことを、自己
コントロール力というのであります。それはどのようにやればよ
いのかといいますと、なにもやっていないような状態でやること
です。このことを”無心”で行うといいます。何かやるような状態
でやるから興奮してしまうわけです。

人間の心身の働きが一番整うのは”精神統一"したときでありま
す。私たちが心の晴れやかさを感じることができるときは、自分
の心身の力を存分に使って、この状態の時には安定が高いの
で無理が生ぜず疲れもしないのです。

それならばどういう方法を意識的に行えばよいのかといいます
と、それは寝ている時の状態を真似るのです。例えば脈を遅く
します。その方法は、筋肉をできるだけ柔軟にします。筋肉を
柔軟にする方法はできるだけ呼吸を深く長くしながら、興奮し
ておればバランスがとれているわけです。
しかし、興奮する時は自然的に呼吸が浅くなっているので、そ
の反対が難しいのです。

3)姿勢の正否を決定するものが頭の位置です。この頭の位置
を決定するものが眼であります。

 cf. 目線と姿勢((林成之『勝負脳の鍛え方』)

  
   目線は見えている内容のみならず、距離感や空間認知能力
   をもたらし、平衡感覚機能を発揮して安定した姿勢を作る為
   に非常に大切なものです。・・・日常生活において手を使って
   作業をするときは、・・・両肩(点A,点B)と両目の間(点C)を結
   んでできる△ABCをイメージする。次に辺ABを軸にしてCを体
   の前方に回転移動させ、机など作業する台の高さにCがきた
   ら止めて固定し、C'とする。作業中は常にそのC'の位置で手
   を動かす。
   次に姿勢は、「いつでも真上に飛び上がれる状態の姿勢」を
   保つこと・・・

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