<勝負脳>#42018/01/18 09:53

from ibid.

(8)勝負の最中にリラックスするな

>交感神経の刺激は「絶対負けない」「素晴らしい戦いをしよう」
 といった心の高揚によって促される。また、そのような高揚が
 あって初めて、「勝つために、今、何が必要か?」を見抜く脳の
 機能も作られる。
 リラックスしてしまうと、交感神経の機能が高まってこない。・・・
 リラックスしていては、戦いにならない!
 ・・・強すぎず、弱すぎず、適度に心を高めるなどという方法では
 戦いに勝てません。

~リラックスの意味を取り違えてはならない。

(9)緊張しすぎた時の対処法

>(8)で述べたように、緊張しなくては勝負に勝てません。交感神経
 が興奮する問題は、そのように保ったまま、如何にその弊害を抑え
 るのかにあるのだ。

~その方法は、
 (イ)副交感神経の機能を高めることで、闘争能力を維持したまま
    自律神経を安定させることが出来る。具体的には呼吸法を
    活用する。それは、息を出来るだけ長く吐き出しながら、腹筋
    を締めること。他にお風呂も有効。

 (ロ)モジュレータ神経群を普段から鍛えていると、大事な時に心
    が不安定な状態になることを避ける能力が備わってきます。
    その方法は、性格を明るくし、日常的に何事も手を抜かず、
    全力挑戦する。興味を持って、意欲と集中力を高める。
    さらに、モジュレータ神経群の機能を高いレベルに保つため
    には、脳疲労を残さないように、楽しい会話(ブローカ言語中
    枢の刺激)をすることに加えて、笑顔をつくること。笑顔のま
    ま緊張することは非常に難しい。

 (ハ)「順位はまったく考えていませんでした。一つ一つを如何に
    完璧にこなすかに集中して・・・」(2006年冬季オリンピックで
    の荒川静香選手)
    ここには、緊張状態の中で実力を発揮するための大きな教訓
    が含まれている。結果を意識するのではなく、それを達成する
    ために必要な技と作戦に気持ちを集中させた。目的と目標を
    分けて考える<勝負脳>・・・脳内で、勝った時のイメージ記憶
    を何度も重ね、それを強くする。

    但、いくら「勝つ」というイメージや予感がしても、決してそれに
    囚われてはならない。勝利を実現するために必要な技や作戦
    を緻密に考え、それを確実に実行するように気持ちを高める
    ことが「あがらない」方法となる。

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