『男性機能の真実』#22018/02/07 13:34

 >ED治療薬の真事実~血管の若返り

  バイアグラ、レビトラ、シアリスには血管を若くする作用がある。
  ED治療薬の長期間服用で、血管拡張反応が良くなったデータ
  がある。
  血流依存性血管拡張反応検査(血管の若さを測定する:超音
  波で血管の拡張度合いを見る)これは、血管の収縮や拡張を
  調節する血管内皮の働きが良くなった証拠である。
  更に、ED患者にED治療薬を2日に1回飲んでもらうと、動脈硬
  化などで傷んだ血管内皮を修復する血管内皮前駆細胞が増
  加することも分かった。
  ED治療薬には、他にもいろいろ身体によいという証拠が出て
  いる。記憶力が良くなる、前立腺肥大症による排尿異常の改
  善・・・骨盤内の血管の流れを良くして膀胱や前立腺の血流を
  良くするばかりでなく、排尿や蓄尿に関する神経を改善する・・・
  ED治療薬としてのPDE5阻害薬だけでなく、前立腺肥大症治
  療薬としてのPDE5阻害薬・・・EDになったら積極的にED治療
  薬を飲んで勃起の改善を図ることが大切。ED治療薬は保険
  適用外ですが、サプリだと思って飲み、身体への投資は惜し
  まないことだ。
  しかし、ED治療薬は飲んではいけない患者さん(また10~
  30%の患者さんには効果がない)、一緒に飲んではいけない
  薬もあるので、気を付けるように。それに、どんな薬にも副作
  用があり、それほど重篤なものではないがED治療薬にもある。

  ※ 骨盤の血管の動脈硬化:
    勃起させる動脈も膀胱や前立腺に栄養を運ぶ動脈も、内
    腸骨動脈から分かれている。つまり、動脈硬化が進むと、
    EDになり、さらに膀胱も障害されておしっこが溜められなく
    なったり、出にくくなったり、前立腺肥大症になったりする。

 >骨盤内臓器や泌尿器科系の癌治療とその後のED

  骨盤の手術でなぜEDになるのでしょうか?
  勃起は、エッチな刺激→副交感神経興奮→NO放出→cGMP
  増加→陰茎海綿体平滑筋弛緩→動脈血大量流入→勃起な
  ので、手術によりNOを放出する骨盤神経が障害されるとED
  になる。海綿体神経(勃起神経)は直腸の前面、膀胱の後面、
  前立腺の側面を通って陰茎に入る左右にある神経の束で、
  直腸癌・膀胱癌・前立腺癌で神経を摘出せざるを得ない場合
  が多い。
  手術後にEDになったら、先ず神経が残っているかどうかを確
  かめましょう。ED治療薬を内服して、エッチな刺激をしてみて、
  少しでも勃起がみられたら神経が残っている可能性がありま
  す。その場合は、定期的にED治療薬を内服して、エッチな刺
  激をするというリハビリが有効です。

  次に、射精はどうなるでしょうか?
  手術後には精液は出ません。
  それではオルガズムはどうでしょうか?
  絶頂時に骨盤や尿道の筋肉が射精の時と同様に律動的に
  動くことでオルガズムを感じます。
  以上のように、勃起機能が戻れば本来の自分を取り戻せる
  のです。