『読ませる自分史の書き方』#32019/05/16 08:12

>人生を斬る七つのキーワード

~①出自

  自らの経験だけが人をつくるなんてとんでもないことで、その
  前に脈々と流れている先祖代々の「血」というものがあり、人
  はそこから逃れられないう運命にあると感じる。・・・血は争え
  ずで、出自から人生を見直してみると、今まで見えなかった自
  分の行動の意味が明らかになったり、説明できなかったことが
  腑に落ちたりする例もある。

~②時代

  時代背景をしっかり書き込めば、自分史は一気に充実した内容
  になります。時代を描くことで、個人的な体験が〇〇の時代を生
  きた一人の人間の証言として読み手に認識されます。
  ・・・自分史の主役は自分でも、一人では持たないから、脇役を
  登場させ、さらに舞台装置や小道具をしっかり作り込みましょう。

~③お金

  何を書いたらよいのかわからないという人におすすめなのが、
  テーマを一つに絞り込んで、そこから発展させて行く方法・・・
  アイデアを出す場合でも、記憶を辿る場合でも、漠然と考える
  よりも、制限を加えたほうが豊かな発想につながるものです。

  お金との付き合い方には、その人の人となりが浮き彫りになる
  ばかりか、後世の人にとっては生きる道しるべにもなるし、励み
  にもなる。

~④趣味

~⑤宗教

  何か衝撃的な出来事に遭遇したり、大きな不幸に見舞われた
  り、価値観が揺さぶられるような強烈な体験をしたりすると・・・
  ある人は洗礼を受け、ある人は仏門に入ったりするのでしょう。

  どのような形であれ、きっちりとその経緯を追い、心情の変化を
  丁寧に綴りましょう。辛い記憶に繋がるのかもしれませんが、
  良くも悪くも人生に大きな影響を与えたトピック。しっかり書き
  込めば読み手の精神に深い影響を与える自分史になる。

~⑥恋愛

  ・・・秘めた恋は、相手のあること、つまりは道ならぬ恋である
  場合も多い。誰にも迷惑をかけないよう、個人の特定を避ける
  など表現に工夫は絶対に必要となる。

~⑦秘密

  昔の恋人の名前を匿名にしたり、プロフィールを少し加工する
  といったレベルでは済まず、事実そのものを隠したままお墓の
  中まで持っていかなければならないような「秘密」を抱えている
  のが人間というもの。そして、その「秘密」こそが人生の核心で
  あったりするので、始末が悪い。・・・そこにこそ、自分史の本質
  がある。それを書き上げない限り、執筆はいつまで経っても終
  わらない。

  それでは、その「秘密」をどうやって自分史の中に書き込ませ
  るのか。誰も傷つけずに記録が残せるのか。
  逃げ道は、他人(同僚、従兄弟など)の体験談として書くことで
  す。その体験についてのあなたの思いは、聞いた話に対する
  感想として淡々と書けば良い。・・・なんだか不誠実な感じがし
  てしまうかもしれませんが、少なくとも、書かないよりも書いた
  ほうがずっといい。書かずに済ませたら、人生の中の大切な
  何かが欠けてしまう。

>つまらない人生は存在しないが、つまらない自分史は山ほど
  存在する

~もったいなくてもドンドン削れ

  最後までr書き終えたら、読み直して、内容を吟味し、要らない
  部分は容赦なく削り取っていく作業が必要となる。一章全部が
  不要・・・接続詞の「だけど」「けれども」「だが、しかし」などが、
  何の意味もなく使われている・・・どこまで捨てられるかが勝負
  ・・・最初の作業はひたすら資料を集めること、そうしたら、後は
  しゃにむに書き進める。でも、その次の作業は潔く捨てることに
  なる。問題はこれがどこまでできるかです。

~強すぎる自己愛とは決別しよう

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://shoyuclub.asablo.jp/blog/2019/05/16/9074807/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。