2005.09.282005/09/28 09:10

  お船祭り

  お船引き歓声上がるぶつけ合い
  神は喜び人はどよめく

27日は、穂高神社の本祭でした。このお祭は、お船と
称される船形の山車を豪快にぶつけ合うことで有名で
す。しかし、これはあくまでも風流(ふりゅう)の
一環で、祭礼はきちんとした儀式であることと混同し
てはなりません。これは、自戒で、それというのも、
何も知らず境内でお船引きの始まるのを待っていまし
たところ、そこはクライマックス・シーンを見るのに
絶好のロケーションであったらしく、地元の情報通の
方が隣でお連れに講義していました。「神儀が長くて
まだまだ始まらない・・・」というところに宮司以下
ずらずらと到着して参りました。私が、そこを立ち去
り正しい祭礼の方にかぶりついたことは申すまでもあ
りません。前に住んでいました所の簡略神儀とは大違
いで、耳目を新たに致しました。

2005.09.272005/09/27 08:51

  東山山麓

  山あいの部落閑としてまみえじが
  ボトボト落ちし栗の実ゴロゴロ

昨日は、絶好のハイキング日和となりました。かねてより
気になっていた成就院を目指して歩き出しました。
東山と呼ばれています、北アルプスに対峙する約1000m
ほどの山並を巡るコースは幾つかあるうちの一つです。
こちら側から眺めるアルプスの眺望が素晴らしい事で有名です。
山道に入る前に、ルートを確認する意味で、農作業中の方に
お聞きしました。これがよかったです。つまり、山間部の
部落の衆は、どんどん下へ移っており、3~4軒のかたまりが
三箇所に分散して住んでいるだけのようです。
「まっすぐ、太い道」というのがアドバイスでした。
ほぼ頂上にましますお寺の看板に、「檀家、二千数百戸」と
記されていました。

2005.09.242005/09/24 21:48

 農村を感じるとき

  ひと雨を待ち遠しくも稲刈の
  心情察するあきらめ顔

プチ残暑が三日ばかり続きました。いつまでも
暑くて敵いません、という会話が交わされます
が、でもお百姓さんのことを考えると雨を望む
という訳にも行かないようです。

2005.09.182005/09/18 13:44

  月見

  月昇り雲が綾なす白鏡に
  路端のススキでお月見気分

十五夜は今日ですが、昨晩、駅のホームから見上げま
した。

2005.09.102005/09/10 20:04



   はざかけの稲刈うれし
   散歩道

稲刈が始まりました。台風の影響で、だいぶ稲が
寝ていますが、今は機械で刈るので全く苦になら
ないのだそうです。
そんな光景の中にあっても、畦に棹を渡して、天日
で干す「はざかけ」は絵になります。
故郷にも、海苔の天日干しを守っていた漁師さん
がいました。

2005.09.062005/09/06 10:24

  選挙


  期日まえ投票すればさあ大変
  あわてふためき秘密読上げ

知的障害者でも投票の権利を奪われていません
ので、選挙に参加させました。近くの投票所で
不測の混乱を引き起こすのは本意ではありませ
んので、役場での期日前投票で行いました。
一階のバリア・フリー的なところにコーナーを
設えてあり、職員の対応も親切でした。
残念な事に、スペースに充分なゆとりがなく、
代理投票に立ち会った選管職員の声が筒抜けに
聞こえてしまって、投票の秘密が守られません
でした。

2005.09.012005/09/01 08:16



  秋晴れに山は緑に空青く
  何の山かと雲のイタズラ

山並みがきれいに見える季節を迎えています。
雲がひとつかかっているだけです。はじめは
富士山に見えたのですが、ロケーションを考え
るとありえないことでした。

2005.08.272005/08/27 20:42

  チカちゃん

  休み明け現れずともそのかわり
  育てたカボチャが舌を楽しませ

夏休み中、おばあちゃんに連れられてホームに来た
チカちゃんが、今日は来ませんでした。
おばあちゃんから、今日の天麩羅のカボチャは、
チカが育てた、と知らされました。
小学5年生の彼女がホームで、何を感じたのでしょ
うか。

2005.08.252005/08/25 20:40

  血圧


  昼寝するアンニュイの日々重ねおり
  薬もられれば体はかろし

暑い日が続くと免疫力が低下する体質なので、
寝転んでいるうちに涼しくなるとタカをくくっ
ていましたが、朝夕に秋の気配を感じるよう
になっても体に力が涌いてきませんでした。
そこで、内科医を訪れ、高血圧の薬を処方さ
れた。おかげで、一昨日来、すっきり眠れる
ようになりました。
仕方ありませんか。

2005.08.222005/08/22 18:54

  ラッシュ


  車窓よりススキにまなこを奪われて
  しばし忘れるラッシュと汗の香

信大に行く時に利用する、お昼近くの列車は、
いつもであれば向かいの席に足を伸ばして座
れます。ところが、今日は都会のラッシュ並
みの混雑です。棚や床には大きなザックが整
列しています。
温泉で、汗を流してきたとはいえ、ほのかに
漂ってきます。これは、私の僻みでしょう。
行く夏とかけっこで降りてきたのでした。