Playing BLACKJACK as an occupation #92019/02/24 09:38


>「運」:

 「運がよくならないかな」と思っている人は、運に弄ばれ
 ている。「世界を流離うギャンブラーというスタイル」は、
 運と共存していると言い切れる。そして誰よりも運に踊
 らされ、振り回されて生きている。
 共生していくためには、誰よりも「運」というものの実態を
 把握しなければならない。巷に溢れている運に関する言
 説は、「運という言葉を使って、運を正確に把握していな
 い人を、巧みに洗脳している」ものだ。例えば、「運を引き
 寄せる」という言葉。運を引き寄せられると考えている人
 は運に弄ばれている人だ。宝くじを当て続けている人が、
 世界中どこを見渡してもいないように、運が読める人な
 んて、世界中に一人もいないのだ。

 「あいつは運がいいな」、「最近、運が悪いんだよね」。
 よくある会話であるが、「運が良い人/悪い人」というの
 も存在しない。いるのは、良かった人と悪かった人だ。
 運の良し悪しというのは、あくまでも結果論でしかない。

 「行く運の流れは絶えずして、しかも元の運にあらず」
   (方丈記改変)

 寄せては返す「波」のイメージで、波を完全に読み切る
 ことはできないが、読もうとする姿勢も重要なことだ。・・・
 僕は15年以上も世界を巡り続け、「日本人として生まれ
 た」、ただこれだけで、世界のトップ5%に入るラッキー
 な人生だと信じている。
 運の上げ/下げは不可能だが、自分で運をマネジメント
 する意識は必要だ。一日単位でみれば、勝つか負ける
 かは分からない。しかし三十日単位でみれば、勝つか
 負けるかは決まっている。ギャンブルというのは、確率
 と統計という手の平の上で遊ばされている数学なのだ。
 やるだけやってベストを尽くしても、マイナスはマイナス。
 それが勝負における運というものだ。
 
>運をマネジメントするには、運の波を把握する必要性
 がある。

 運の波 ⇒ 縦幅(上下の動き) と 横幅(時の期間)

 縦幅のup/down は、それが常にあって(つまり勝ったり
 負けたり)のギャンブルだと考えている人は、主催者側
 に上手く洗脳されている。一日単位のup/down の量が
 計算し尽くされ、コントロールされた結果として、カジノ
 のギャンブルとルールは成り立っている。
 そうやってリピーターを増やし、長い目でみれば客側が
 負けるようになっている。
 横幅というのは、目標金額に到達するのに、どれくらい
 の期間がかかるのかということを示す。つまり、その上
 下の動きにどれくらいの時間を要するのか、ということ
 だ。一日単位では、どこまで落ちる可能性があるのか、
 2倍になるには何日かかるのかといったことを示す。

 この両者は、勝負前に把握するべきだ。イチかバチか
 で判断するべきではない。どんな可能性が含まれてい
 るのかを、冷静に読んだ上での選択が良い。・・・運は
 全体でみると平均化され、トータルで考えて、一ヶ月
 経った時にリターンが上がっていれば良いのだから、
 その日の変動に一喜一憂する必要はない。もし、その
 時にup していなければ、「どこがいけなかったのか?」
 を考えなければならない。そのまま二ヶ月目に突入す
 ると、大怪我は免れない。

>「運も実力のうち」は、大間違いだ。実力も運も、それ
 ぞれ0~9までの値があるとする。実力+運>10、にな
 れば勝利ラインに届く。運はさっきまでは「9」だったとし
 ても、次の瞬間にも「0」にになることもあり、ランダムに
 出現するさざ波のようで、寄せては返し、返しては寄せ
 て来る。さらに、いつBig Wave が来るのかは分からな
 い。そういった不確定要因である運に左右され、振れ
 てしまわないために、実力をつけておく必要がある。実
 力が「9」であれば、運は「1」あれば勝利ラインに辿り着
 く。本当の実力があれば、今日の運勢はどうでもいい
 こととなる。

 ひたすらエントリーし、単純に勝負し続けることが大事
 だ。実力をつけて運に左右されない自分をつくる。運を
 ミニマム化して行くことが重要だ。実力を伸ばすことし
 か考えないことが勝負の鉄則なのだ。