セネカ#42020/06/18 16:13

>手紙26:

 どんなところで死が君を待ち受けているか分からない。だから
 君はいたるところで死を待ち受けよ。
  「死に対して訓練せよ!」(エピクロス)

 死は突然我々に襲いかかってくるのではなく、一歩一歩近づい
 て来るのだという考え・・・我々は日々死んでいるのだ。人生の
 一部は、我々が成長している時でさえ、一日一日奪い去られて
 いるということだ。過ぎ去った時はすべてなくなったのだ。今、
 我々が送っているこの日だって、我々はそれを死と分かち合っ
 ているのだ。我々が生存を止める最後の瞬間が死を完成する
 のではなく、それはただ終わりの封印をするだけだ。その時、
 我々は死に到達したのであって、それまで長い間、我々は死
 に向かって歩み続けて来たのだ。