機能性医学の基本的な考え方#62019/01/29 07:32

from ibid.

>ストレスと糖代謝

 食事(血糖値上昇)を済ませて暫くすると、血糖が使われたり、
 貯蔵されたりして血糖値が下がってくる。すると今度はランゲル
 ハンス島のα細胞からグルカゴンというホルモンが分泌される。
 グルカゴンの役割は血糖を上げることで、肝臓に貯蔵されてい
 るグリコーゲンの分解を促して血糖値を上げようとする。
 糖代謝はインスリンとグルカゴンの分泌バランスで決まっている
 が、それとは異なるコミュニケーションによって糖代謝が影響を
 受けることがある。

 ストレスにより、交感神経優位となり、アドレナリンの分泌が上昇
 (短期的なストレスへの応答反応)する。
 また突発的なストレスを受けると、生体が取るべき選択肢は、
 Fight or Flight の二者択一であり、それは交感神経刺激すること
 で末梢血管を縮める(出血を最小限に抑えるダメージ・コント
 ロールの準備)。同時に逃げる時のエネルギー供給のために、
 肝臓のグリコーゲンを分解(血糖値上昇)して、インスリン分泌
 (血糖値低下)にブレーキをかける。
 
 危機突破後には、副腎皮質からコルチゾールが分泌され、身
 体を元通りに回復させる。この時、コルチゾールは筋肉を作っ
 ている蛋白質をアミノ酸に分解して、回復のためのエネルギー
 を確保しようとする。
 コルチゾールが常時出ていると筋肉が分解されるので、基礎
 代謝が下がるので、同じだけ食べても、摂取カロリーが余って
 太りやすくなる。

>ストレス・マネージメントは、動脈硬化や認知症といった慢性
 疾患のリスクをさげることに繋がる。血糖値の乱高下自体もス
 トレスとなって自律神経の活動を狂わせてしまうから、過剰な
 糖質の摂取を控える食事法も必要となってくる。

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