尚友倶楽部

＞心理戦：

　大切なことは、「敗因を減らして、勝因を増やして行く」こと
　～「これは自分にとってプラスか？マイナスか？」を考え、
　　　マイナスと判断したら、その要素を排除する

　「水」になれ（『五輪書』「水」の巻）
　～「心も体も自在に流れる水に習う」
　　同じ手でも「勝てる」と思えばエントリーし、「勝てない」と
　　思えば降りる。時代や流れによって、ベストは常に変わっ
　　て行く。いつでも対応できるように、自分を固定させない
　　ことが大切だ。

　よく見られる負けパターンは、「自分はこれで勝てていた
　から」などと、過去のやり方にこだわって型を変えられな
　いことである。そんなことにこだわらず、常に自分をリセッ
　トするつもりで挑む。それが「水」になるということだ。た
　だ「水」になればよいのだ。

　「萬物は流転する」からこそ、流れを察知し、自らも変化
　していく姿勢が必要である。ある勝ちパターンや勝ち方
　が見つかると、皆こぞってそこに殺到してしまう。そうな
　るとレッド・オーシャン（競争の激しい既存市場）になって
　しまう。当然それまでのやり方では、容易に勝つことは
　できない。

　「現在の新しい勝因は何か？」　

　次々と新たなる勝因を推測しては、分析して行く。この
　考え尽くす作業のほうが、ディールしているよりも、明ら
　かに最も大切な勝負となる。