Thirst for Peace2022/04/10 12:40

   from 『バチカン大使日記』(中村芳夫)

>2016年9月20日、アッシジ国際平和会議
             (主催:聖エジディオ共同体)

  cf. アンドレア・リッカルディ『対話が世界を変える』(春風社)  

  「すべての宗教を再び結びつけ、カトリック教会を対話の
   奉仕者とし、金銭ではなく祈りと精神的信念から生まれ
   る宗教の弱い力を際立たせること、と自ら答えを導き出
   す。多くの出会いにより人は「苦しんでいるのは自分一
   人ではない」、「私の宗教だけでが宗教のすべてではな
   い」ということを学びます。これは普遍性の体験です。
   ・・・すべての宗教は、その内部に戦争・暴力への誘惑
   を秘めていますが、他者との遭遇は心の底にある善を
   外に現してくれます」
   
>リッカルディ挨拶

 「貧困の原因は戦争にあります。戦争をこの世界から永
  久になくしていきましょう。平和は、政治家や専門家や
  軍人によってもたらされるものではありません。我々は
  平和を渇望しています。平和は我々の祈りと対話に
  よってもたらされるはずです。我々は、もっと勇気を
  もって取り組んでいきましょう」

>コンスタンチノープル総主教バルトロメオ1世

 「平和は、何にも拘束されない対話によって達成される
  はず。平和を渇望するなら、平和に向けて行動しない
  といけません。宗教観の地道な対話が相互信頼と平
  和と和解をもたらすと私は信じています。対話は、多
  様な宗教・文化的背景を持つ人々を孤立から救う大
  切な手段です。戦争か平和か。
  結局のところ我々人間の選択になります。すなわち、
  平和は個人的選択か制度的選択になるのです。平和
  には、コミットメントと勇気と犠牲が必要です。それは、
  我々に対話と文化面の変化を求めるでしょう。
  だからこそ、宗教・政治のリーダーとともに、市民社会
  の代表が集い、平和を達成する方法を議論することの
  意義があるのです」

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