<勝負脳>#32018/01/20 20:59

from ibid.

イメージ記憶>

>物事をありのまま記憶するのではなく、その物事についての
  イメージを頭の中につくりあげ、それを記憶する。人間の記憶
  はすべて、このイメージ記憶によって行われている(記憶間違
  いのオリジン)。

>コーチは「ボールをよく見て打て」と教えるけれども、ボールが
 投げられてからバッティング動作に入ったのでは、どうしても振
 り遅れる。それゆえ、バッターは、ピッチャーが投球動作をして
 いる段階から、ボールが手元に来るまでの軌道をイメージ記憶
 を基に予測してバットを振る。

 ピッチャーが投げたボールの情報は、後頭葉の視覚中枢~海
 馬回~前頭連合野~運動系の始動と流れる。この海馬回によっ
 て行われる記憶は、短期記憶(いったん忘れる仕組み)になっ
 ている。

 ボールについての過去の記憶は、イメージ記憶で構成されて
 いる。・・・バッターは過去のイメージ記憶の中から、該当する
 記憶を呼び出し、それにボールを重ね合わせることで打つこ
 とができる。・・・つまり、上手く打てたボールをたくさん記憶し
 ていることが優れたバッターの条件となる。

>人間の記憶はすべて、短期記憶中枢である海馬回で行われ
 る。ということは、記憶とは、そもそも短時間で消える仕組みに
 なっているし・・・常日頃、一次的な記憶そのものではなく、脳
 内で再構成されたイメージ記憶でモノを考えたり運動したりし
 ている・・・モジュレータ理論から、イメージ記憶をうまく呼び出
 すためには、そのイメージを心に強く持つことが効果的となる。

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