機能性医学の基本的な考え方#12019/01/24 13:56

from 『慢性病を根本から治す』斎藤糧三著


>機能性医学は、治療薬に頼ることなく、慢性疾患の根本
  的な原因に立ち返って完治を目指す・・・これまでの医学
  に基づく医療は、海面上に現れている症状や検査結果
  といった”氷山の一角”だけに目を奪われてしまい、その
  下に隠れている慢性疾患に至った原因病態という氷山の
  主体に目を向けることがなかった。
  

  機能性医学は、慢性疾患の原因を探って、生活習慣の
  改善や栄養バランスの是正などにより、医師と患者の
  二人三脚で慢性疾患に立ち向かうことを提案している。

>動脈硬化は10年以上の長い時間を経て進行し・・・心臓
  病、脳卒中が発症する。現代の医療では、投薬中心の
  対症療法が主体になっている。例えば、そのリスク・ファ
  クターとなっている高血圧症では、降圧剤投与が普通
  である。
  高血圧症は塩分の摂り過ぎや太り過ぎがトリガーとなっ
  ている。こうした悪しき生活習慣を放置したままで、
  病気だけを投薬で治そうというのは欺瞞で・・・投薬中
  心の医療で対応していては根本治癒は望めない。

>従来医療の治療モデルは、「ガイドラインに基づいて
  A(診断)→B(薬)で治しなさい」という定石がある。
  
  対して、機能性医学は完全なカスタム・メイドであり、
  一人ひとり異なる病態を解き明かして完治を目指すプ
  ロセスである。環境因子と遺伝因子の積み重ね(お
  母さんのお腹にいる時から現在までの食生活と栄養
  状態、病歴を時系列で並べ)て、環境因子と遺伝因子
  との重なり合いを洞察しようとする。

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